無線局免許状の注意点
さて、局免が従免と違うのは、5年ごとに更新手続きが必要な点です。これをうっかり忘れたまま運用を続けると、不法無線局となってしまいますから、注意が必要です。
おっと、もうひとつ。移動する無線局として登録した方は、送られてきた封筒の中に、局免のほか、小さな赤いシールが入っています。
このシールは、その無線機が正当に免許を受けていることを証明してくれる大切な「無線局免許証票」です。
移動局は無線機の台数分発行されます。こちらも局免同様に大切なものですので、すぐに無線機に貼ってください。
モービル運用のページでも書きましたが、アマチュア無線を車で使用する場合、従事者免許証は必ず携帯し、なおかつ、「証票」のシールも無線機に備え付け(貼り)ましょう。
これらがあれば、あなたが正規のアマチュア無線家であり、またその無線機も正当に免許を受けているという証拠にですので、アンテナをあざとく見つけて止めてくるパトカーの警察官をただちに沈黙化させることもできます。
※追記 「無線局免許証票」のシールは2018年に廃止されました。
アマチュア無線局を廃局する場合……無線局の廃止手続き
なお、アマチュア無線局を廃止する場合は、住所氏名を記載した廃止届ともに免許状を総務省総合通信局へ提出することが決まっています。こちらも電子申請で行うことができます。
アマチュア無線局免許状のまとめ
アマチュア無線はこのように、まずは無線従事者免許証を取得し、次に無線局免許状を申請し、開局を行うことで、ようやく運用ができます。このように流れがわかっていただけたかと思います。
ただし、前述したように開局をせずとも、ゲストオペレーター制度の利用でアマチュア無線を運用できるルールもあります。
それでは皆さんもぜひアマチュア無線にチャレンジしてみてください。
実際の具体的な運用方法はこちらで解説しています。
実際に運用しよう!CQに応答したり、自分でCQを出す方法