宇宙と交信その1!アマチュア衛星利用の交信
地球を周回する人工衛星は何千個も存在していますが、実はそのなかにアマチュア無線の中継用(レピーター)人工衛星もあるって知ってました?
レピーターと言えば、電波を中継してくれるありがたい無線局ですが、それが宇宙空間にいるなんてとても心強いですよね。
これらはアマチュア衛星と呼ばれ、世界中の大学や研究機関、民間団体が打ち上げており、だれでも事前申請や料金など不要で利用することが可能です。ただし、利用できるのは衛星が日本上空を通過する10分前後ですから、ほんの一瞬のチャンスに賭けることになるでしょう。
EME通信
月面反射通信の略です。その名の通り、月面反射によって遠距離通信を試みる電波の伝播実験です。
宇宙と交信その2!国際宇宙ステーション(ISS)に設置されたアマチュア局との交信
日本の小中学校の児童生徒と、上空400キロのISSに滞在している日本人宇宙飛行士とがアマチュア無線で交信を行っている姿がよくテレビで報道されていますよね。
実は宇宙飛行士たちもアマチュア無線の資格を持っており、余暇を利用して子供たちと交信を行っているのです。
子どもたちと宇宙飛行士がアマチュア無線で交信する「ARISS」(Amateur Radio on the International Space Station )というプログラムは、米航空宇宙局(NASA)の提唱で2000年に始まり、これまで米国を中心に世界で120校以上が交信に成功しています。
典拠元 http://www.ariss.jp/aoyama/yomiuri_aoyama.htm
日本ではスクールコンタクトとして、事前に選ばれた主に小中学校などの児童生徒が対象となっており、一般のハムは交信の対象外ですが、もちろん彼らの交信を傍受するのはどなたでも可能。宇宙からの電波を受信すると興奮しますぞ。