ISS滞在の宇宙飛行士によるアマチュア無線の交信は『ARISS』と呼ばれるもので、主に3つの区分があります。
(1) 日時を決めておこなう学校交信:スクールコンタクト(Scheduled School Contact)
(2) 宇宙飛行士の希望する相手との交信(Crew QSO)
(3) 一般交信(General QSO)
これらは、アマチュア無線の免許を持った宇宙飛行士により、(1)と(2)は、勤務時間内に、(3)は余暇時間におこなわれます。
出典 JARL公式サイト https://www.jarl.org/ariss/
そう、実は宇宙飛行士もアマチュア無線の資格を持っており、余暇または勤務時間中に地上のアマチュア局と交信を行っています。その目的は宇宙飛行士の心理的安定を保つための要素のひとつとのことで、いわばレクリーションによるストレス解消が目的のようです。NASA(米国航空宇宙局)始め各国宇宙機関で活動が認められています。
アリス・スクールコンタクト(Scheduled School Contact)は、事前に選ばれた学校に通う子どもたちと、宇宙飛行士がアマチュア無線で交信するプログラムで、米航空宇宙局(NASA)の提唱で2000年に始まり、これまで米国を中心に世界で120校以上が交信に成功しています。
典拠元 http://www.ariss.jp/aoyama/yomiuri_aoyama.htm
事前に選ばれた主に小中学校などの児童生徒が対象となっており、一般のハムは交信の対象外ですが、もちろん彼らの交信を傍受するのは誰でも可能です。
なお、ISSには『クロスバンドレピーター』が設置されており、このレピーターを介して地上のアマチュア局同士が交信できます。
国際宇宙ステーション(ISS)設置のクロスバンドレピーターで地上のアマチュア局同士の交信を受信せよ!チャンスはISSが日本上空を通過する一瞬だけ!