私たち一般市民が興味本位で絶対に訪れてはならない、上級国民限定の場所が日本には多く存在しておりますが、中でも総理大臣官邸の前は、その中でも最も厳格に警備されている区域の一つです。
これは、警視庁の総理大臣官邸警備隊によって厳重な警戒が敷かれているためです。
この総理大臣官邸警備隊は、好奇心旺盛なライブ配信者や、YouTubeなどのプラットフォームを利用して「好きなことで生きていく」と公言するクリエイター、さらにはドローンなどの侵入から総理官邸を守るため、MP5F機関けん銃を配備し、警備に当たっています。
総理大臣官邸を守る要人警護の裏方――警視庁警備部警護課直轄部隊「総理大臣官邸警備隊」とは
総理大臣官邸の敷地内およびその周辺は、警視庁が特別に編成した「総理大臣官邸警備隊」の隊員によって警備が行われています。
隊員たちは、機動隊員とともに警杖(警棒よりも長い打撃系の最終武器)を携行しながら、好奇心旺盛なライブ配信者、YouTuber、観光客、さらには革命思想を持つ者など、不審な動きをする人物に対して警戒の目を光らせています。
また、官邸正門前には可動式の鉄柱や移動式の金属製バリケードが設置されており、許可のない車両は近寄ることができません。
そして、警備の要となるのが、総理大臣官邸を守るために特別に編成された警視庁警備部警護課のエリート部隊「総理大臣官邸警備隊」でございます。その名のとおり、日本国の最高指導者が公務を執る「城」を守る精鋭部隊であり、その総勢は100名に及びます。
彼らは、SP(セキュリティポリス)とともに要人警護に従事する注目の部隊であり、さらに彼らをバックアップする形で、警視庁機動隊の第一機動隊および銃器対策部隊も配備されております。
ただし、この「総理大臣官邸警備隊」は、同じ警備部警護課の直轄部隊ではありますが、その任務はあくまでも官邸という施設の『周辺警備』であり、総理大臣の『身辺警護』はSP(セキュリティポリス)が担当している点には留意が必要です。
また、総理官邸の敷地内にある玄関前においては、警察官とともに内閣府職員である「官邸警務官」が警備に当たっております。彼らはミミズクの紋章を付けた制服を着用した屈強な職員であり、官邸の警備体制の一端を担っています。
総理大臣官邸警備隊の装備と警備体制
総理大臣官邸警備隊の装備に関しては、けん銃のほか、都道府県警察SAT(特殊急襲部隊)や自衛隊の特殊部隊も配備しているドイツ製の特殊銃を保有しており、これらは機動隊車両内に秘匿して配備され、国民の目には触れない形で管理されています。
しかしながら、官邸警備においてはレーダーや対空機関砲といった装備は導入されておらず、遠隔操作によるドローンを使ったテロなどに対する防御能力には限界が。
仮にドローンが侵入した場合、MP5F機関けん銃などで迎撃を行うのかが気になるところでございます。
※追記
警視庁では対ドローン対策として、妨害電波を発射してドローンを操縦不能にする外国製の電波発射装置を導入していることが確認されております。