無線の周波数はどこに載っているのかを解説!

受信機を購入した皆さんは、すでに受信機に周波数の登録がお済みでしょうか。

受信機で聞こえる無線交信は地元の防災無線から、アマチュア無線、業務無線、バス、タクシー、国際線旅客機、防災/警察ヘリ、外国船舶の無線まといったものまで、様々あります。

これらの無線の周波数のうち、すでに広く公開されているものは『既知の周波数』ですが、載っていない『未知の周波数』もあります。

このページでは周波数を調べる方法をご紹介いたします。

 

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公開されている周波数と公開されない周波数がある

さて『既知の周波数』とはいっても、それらの周波数は一体どこに載っているのでしょうか。

『周波数帳』『周波数バイブル』

それは『周波数帳』、『周波数バイブル』といった冊子です。

警察や自衛隊、金融機関など一部業種を除けば、多くの周波数は公開されている情報です(付け加えますと、警察無線などの場合は周波数が判明したとしても、市販の広帯域受信機で復調できません)。

周波数が業界、あるいは都道府県ごとにきちんとまとめられた冊子が市販されていますので、それを利用しましょう。『周波数手帳ワイド』のほか、やや高価な「周波数帳」などが出版されています。

手軽に受信を楽しみたい場合は安価な『周波数手帳ワイド』でも、消防無線、防災、マスコミ無線から行政無線、バス無線、その他官公庁無線が掲載されており、十分実用的で、お勧めです。

そしてもう一冊、周波数を完璧に網羅した周波数帳という冊子もあります。CD-ROMも付属しておりますが、国語辞典ほど分厚い上に価格は周波数バイブルの6倍ほどします。

でも、より詳しい周波数データがほしい方はこちらを利用してください。

現在では、「周波数帳オンライン」も公開されており、スマートフォンで利用できます。

周波数バイブル2015年度版は地域別かつ周波数順になっており、今までで一番使いやすく、見やすく工夫されておりオススメです。

航空無線に特化した冊子もあります。

 

航空無線の周波数を紹介している冊子や各種ホームページ

各空港・飛行場、航空会社や防災ヘリの使うカンパニーラジオといった無線の周波数を知るには、周波数バイブルといった冊子のほか、各種サイトが便利です。

冊子なら、ポケットサイズの周波数バイブルも便利ですが、持ち歩くのもスマートじゃないし少しおっくう。それならスマホに当該ページをコピーして入れておこうかと考える人もいるでしょう。

現在、便利なアイテムとしてアマゾンにて三才ブックスの『ラジオライフ手帳ワイド 三才ムック vol.806 Kindle版』がダウンロード販売されています。一冊購入しておくと便利です。筆者も購入しました。

最初の消防無線関係のみサンプルページを閲覧できるので、興味があれば購入されてみてください。そのほかに、周波数を紹介しているサイトも便利です。

AI-Aviation HP -管制部周波数
http://ainet.bent.jp/aviation/airband_acc.html

航空無線周波数メモ
www.geocities.jp/jg7ubp/freqmemo.html

総務省の無線局データベース

さらに、総務省の公式サイト上にある「電波利用ホームページ」にて無線局データベースが公開されており、だれでも利用ができますので、一度は目を通してみると良いでしょう。

データベースでは一般的な企業や団体の使う周波数が公開されています。もちろん総務省ではプライバシーを重視しており、個人名や住所などは掲載していません。

ただ、データベースには総務省が免許している全ての無線局の情報が載っているわけではありません。その重要性から総務省が非公表扱いとしている無線局も多数あります。

現在総務省が公表していない無線局には以下のものがあります。まず、国の安全、外交などに関わる無線局およびこれに準ずる災害対策用の無線局が非公表とされています。

例えば、自衛隊の使う防衛用周波数、消防防災用、水防道路用、水防用、防災行政用、 防災用、防災対策用、防災相互通信用、運輸関係災害対策用、航空保安用、 航空機製造修理事業用、外交用 、外務行政事務用など。

さらに犯罪の予防・取締りなどに関わる無線局として、捜査機関の周波数が非公表扱いとなっています。

当然、警察、検察、海上保安庁、法務省刑務所用、入国管理用、公安調査庁、税関、国税、検疫、麻薬取締官事務所、労働基準監督署、漁業指導監督用、郵政監査用、それに非常警報用などの周波数が一切非公表です。

さらに民間の無線局では貨物自動車運送事業用に使う無線、いわゆる現金・有価証券などといった貴重品輸送警備を行う警備保障用の周波数、また金融機関の周波数も非公表です。

典拠元 総務省公式サイト「無線局等情報検索」
http://www.tele.soumu.go.jp/j/musen/sp/
http://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=1

このように周波数には公開済みと非公開のものがあります。そして、うまく周波数と付き合っていくためには受信機のメモリースキャンとサーチ機能を適宜活用しましょう。

なお、当サイトの他の記事でも触れているとおり、歯抜け受信機では一部の周波数が受信できません。ところで、あなたが選んだ受信機は本当に正しい受信機ですか?当サイトでは航空自衛隊のGCIを紹介しいている以上、歯抜け受信機をお勧めしていません。当サイトがおすすめする広帯域受信機についてはこちらで解説しています。

広帯域受信機とは何か?基本的な使い方は?

各種無線の受信をしてみたい場合は、くれぐれも歯抜け受信機は購入しないでください。

周波数を受信機にメモリーしたならば、さっそくスキャンしてください。どっぷりと受信するなら、早朝7時ごろがねらい目です。やはりこの時間帯は一日で一番賑やかで、各企業や各公共機関で業務開始前の無線機のメリットチェックがありますから。

例えば、過去には各消防署では本署、支所、車両のメリット交換から始まっていましたし、国際VHFの船舶のメインでの呼び出し、430アマチュアバンドのメインも負けていません。朝はとっても騒がしいのです。ではさらにもう少し詳しく、広帯域受信機に迫ってみましょう。

公開されているほぼ全ての周波数および、筆者がサーチで独自に発見した周波数をメモリーして常時スキャンしてるので常に防災無線から、汲み取りのバキュームカー、バス、タクシー、防災/警察ヘリ、自衛隊の戦闘機の無線まで、ひっきりなしにスピーカーから聞こえている状態です。たまに宇宙からの電波も受信します。国際宇宙ステーション(ISS)は小学生を対象としたアマチュア無線交信を行っています。

まとめ

さて、周波数の調べ方の予備知識について解説してまいりました。

なお、電波法ではこれらの無線を傍受すること自体は問題ありませんが、いつどこで誰がどんな内容を交信したのか具体的な内容を外部に公開することは違反となります。2016年にはJRの業務無線の録音をYouTubeにアップロードした人物が電波法違反で書類送検されています。したがって、無線交信例を示す場合は実際の無線局名称(コールサイン)と異なるものにする、実際の内容に脚色を加えて実在しないものにするなど、ラノベにしましょう。

周波数とうまく付き合いましょう。