受信機を買ったら高性能アンテナも絶対に買ったほうが良い理由とは?

さあ、みなさん。当サイトがおすすめしている広帯域受信機は購入されましたか?巨大地震のみならず、局所的な洪水、雪害による大規模停電など、万が一の災害時に広帯域受信機を役立てる準備は整っていますか?まだの方は以下の記事で紹介している受信改造されたあのベストセラー機種をぜひ購入されてください。

広帯域受信機で各種無線を受信する方法解説

さて、広帯域受信機を使い慣れてくると、もっと遠くの地域の電波を拾いたくて、高性能なアンテナが欲しくなるはずです。

安価な金属製ハンディ機用ロッドアンテナに交換するだけで、驚くほど受信感度がアップするので、まずは必ずアンテナ交換することを強く推奨します。

そうでなければ、いくら高性能の広帯域受信機でも『広帯域』のポテンシャルが活かされません。付属のアンテナでは高空から飛んでくる航空無線くらいしか普段受信できず、あまりにもモッタイナイんです。

広帯域受信機付属のアンテナはなぜ短いのか?

IC-R6に装着された同社純正?ショートアンテナ。IC-R6には付属しない。いったいこれは・・!?画像の出典 アイコム公式サイト

広帯域受信機には初めから標準付属アンテナとして20センチ弱のゴムアンテナが付属しています。これは一般に『ヘリカルアンテナ』と呼ばれるタイプです。

ヘリカルアンテナとは螺旋状の形をしたアンテナの総称で、放射素子を螺旋状に巻いて全長を短縮したアンテナです。

広帯域受信機やハンディ無線機などに付属する標準のアンテナはヘリカルアンテナの中でも『ノーマルモード型』と呼ばれるタイプで20センチ程度のラバー外装のアンテナの中にエレメントが何十ものらせん状で巻かれているものが主流です。

どうせなら最初から長いアンテナを付属させてくれれればいいのに…と思う方もいるでしょう。

しかし、広帯域受信機はその名の通り、不特定帯域の電波を受信する機器であり、特定の周波数帯で高感度が得られる長さにしてしまうと、波長が異なる他の周波数帯の感度が上がりません。

それに、例えば官波や一般の業務無線で使用されることが多い150MHz帯域に波長を合わせると、50cm前後のアンテナになってしまい、携行に不便。

したがって、受信機本体付属のヘリカルアンテナはなるべく使わずに、以下にご紹介するアンテナメーカー製の受信感度の優れたアンテナに交換しましょう。1にも2にもまず、アンテナ。

「うちの近所は業者も行政も無線やってる人は誰もいないの……?」と思っていたものが、アンテナ交換で一気に受信率がアップ!

最終的には自宅の屋根にディスコーンアンテナを上げれば、もう受信家としては完璧ですが、大型のアンテナを屋根に建てたりせずとも、ハンディ機向けアンテナで受信環境は大幅に改善されますよ。

もちろん、周波数はあらかじめ正しく受信機にメモリーしたうえで受信してくださいね。

各種無線の周波数を知る方法!広帯域受信機を使って各種無線を受信したい場合、あらかじめ周波数を受信機に登録し、効率よく受信すべし

では、どのようなアンテナに交換すべきでしょうか、じっくりと解説いたします。

どんなアンテナが良いの?

さて、アンテナ・メーカー各社からはVHF/UHFエアバンド用など、周波数ごとに専用のアンテナが発売されています。

例えば、エアバンドなど自分の聞きたいバンドが決まれば、自ずと専用アンテナに食指が動くかと思いますが、幅広い帯域の周波数を受信をしたいのなら「ワイド受信対応」と明記されたアンテナでOKです。

IC-R6のような手軽なハンディ受信機を移動時に使う場合は、基本的にハンディ用のアンテナを使います。複数の周波数を楽しみたい場合は「ワイドバンド(広帯域)対応」や「ワイド受信対応」と明記されたアンテナを購入しましょう。

航空無線対応のSRH1230クン。長いだけあって優秀だ。

また、車に乗られる方であれば、モービルアンテナを使ってみましょう。

受信機には主にSMA(ねじ込み式)やBNC(簡易着脱式)など接栓の種類が複数タイプありますから、注意をしましょう。

間違って買ったとしても、安い変換コネクターを買えば、各種の口金に変換できます。お金に余裕があれば、変換コネクターも各種持っておくと助かります。

なお、IC-R6、VR-160、DJ-X8など一般的な受信機はSMA接栓なのでSMAと明記されたアンテナを購入してください。

極稀な例ですが、ヤエスのFT-60(アマチュア機)など、一部の機種では逆SMA型を備えている場合がありますので、ご注意を。

ハンディ受信機用3大人気アンテナのベストバイは?(2021年度版)

第1位 SRH789ダイヤモンド SRH789 95MHz-1100MHz帯ワイドバンドハンディーロッドアンテナ(レピーター対応型) WIDE Band【全方向折曲機構付】 SRH789

最短で20センチから最長で80センチまで展開できる金属製の伸縮式6段ロッドアンテナで、95MHz~1100MHz帯の広帯域まで対応しています。

なんと2021年2月現在もAmazonではベストセラー1位を誇っているベストバイ・アンテナです。

かなり高性能で消防無線(署活系は現役)や航空無線はもちろん、業務無線もアマチュアもこれ一本で、広範囲に受信してくれました。95MHz以下はダメなんてことは全くなく、60MHz帯の防災無線もバッチリ。

受信機付属アンテナより数倍優れており、ハンディ用交換アンテナの中で、とっても優秀。

ただ、最短でも20センチなので携行性にはやや難あり。また、ラジオのアンテナのように細い金属製ロッドアンテナは柔軟性が無いに等しく、折れ曲がりやすいので、ぶつけないようにご注意を。

アマチュア無線のハンディで使用する場合、耐入力10Wまで送信も可能です。

第2位 SRH920第一電波工業 ダイヤモンド 50/144/430MHz コンパクトハンディアンテナ SMA-P形 SRH920

こちらもAmazon’sChoiceとなっている人気商品。どうしてもアンテナを短くして携行性および秘匿性を優先させたい場合は口紅サイズのリップアンテナことSRH805を使いたいところですが、口紅サイズからもう少しだけ長さを伸ばしてアンテナ長と性能のギリギリの両立をさせたのが、この人気のヘリカルアンテナSRH920です。SMA接栓のショートアンテナですが、50/144/430MHz/エアーバンド/150/300/450/800/900MHz帯受信対応と、全長10.9cmながら高性能です。スタイルも良く、業務無線を彷彿とさせます。

耐入力6wまで送信も可能です。

第3位 MR73S第一電波工業 ダイヤモンド 144/430MHz マグネットマウントアンテナ(SMA-P) MR73S

そして、簡易なモービルホイップをお求めなら、ルーフにぺたんと貼り付けられる手軽なマグネットベース一体型のモービルアンテナがおすすめです。第一電波工業の144/430MHz マグネットマウントアンテナ(SMA-P) MR73Sなら、見た目のかわいらしさとは裏腹に、その受信性能はこの価格帯なら最強!劇的な感度アップを体感できます。

同軸ケーブルは3メートルですが、もちろん、自宅のベランダの手すりにペタッと貼り付けて使うことも可能。このMR73S、すこぶる高感度で驚きです。

弱点は同軸線の細さ。ドアの開閉を繰り返すたびに同軸ケーブルが引っ張られ、気が付いたらケーブルが根元からゆるみ、最悪の場合、本体からケーブルが抜けてしまうことも。それを防ぐために、ケーブルは若干の余裕を持たせて車内に引き入れるか、あるいは普段開閉しないハッチドアなどからケーブルを出すのがベスト。くれぐれもドアの開閉時のケーブルの引きずられにはご注意を。

倒した状態でも受信できるので特定の場所での調査活動など目立ちたくない時にも重宝します。

おまけ 根強い人気の極ショートアンテナSRH805S

街中で受信するには不向きですが、空港の展望ラウンジや屋内など、限定されたシーンでの受信なら、短かさ優先でも問題なし。根強い人気のSRH805Sをチョイスしちゃいましょう。144/430MHzでの送信にも対応しており、アマチュア無線運用ではあまり遠くへ電波を飛ばしたくない場合に使うこともあります。

ともかく、受信機を買ったらこれら社外アンテナに交換して受信を。144/430MHz帯域だけが高感度になっているタイプでも、航空無線やその他の業務無線も、なんら問題なく明瞭に受信できることがわかるハズ。144/430MHzの普通のモービルホイップ一本でも、手軽に広帯域受信ができますよ。

受信のみと送信もできるアンテナ、違いはなに?

さて、一般的に受信機で受信専用に使うのであれば、受信専用アンテナで問題ありませんが、将来、開局してアマチュア無線機を購入し、その運用も併用して行いたいなら、送受信対応アンテナを買うのも良いでしょう。

耐入力○○Wまでと書かれていれば、送信が可能なアンテナです。

一方、送信不可と明記されているものは受信専用ですので、送信には使えません。もし使うと、アンテナどころか無線機も壊れてしまう場合があるので、絶対に送信しないでください。

自動車で受信する場合

受信機を車に積んで、移動しながら受信する場合もハンディアンテナをそのまま使っても、ある程度は入感します。しかし、車は基本的に鉄の箱。できるだけアンテナを車外に出すほうが、微弱な電波も受信できます。

ただ、アンテナを屋根につけるとパトカーに止められたり、屋根に傷が付いたり、日焼けしたり、駐車場でアンテナをぶつけたり、挙句の果てに盗まれたりすることもあるので、あえて外に出さないほうが良い場合もあるでしょう。

その点はアマチュア無線のモービル運用の場合のアンテナのページでも詳しく書いていますが、人それぞれ、多様な運用スタイルがあると思いますので、受信性能を優先するか、秘匿を優先するか、ぜひ研究されてみてください。

ですが、やはり車外にアンテナを設置することで、より良好な受信を楽しめます。

まずは、先に紹介した「マグネット一体型アンテナ」でも、受信機付属アンテナで受信するより遙かに受信感度がアップしますから、一本試してみてください。

取り付ける場所は車のルーフ(屋根)になり、一番手軽な取り付け方法がマグネットベース(基台)を使う方法です。

磁石ですので、車の屋根に簡単に貼り付きますが、マグネットと屋根の間に小石や砂などが入り込んだまま走行すると、屋根にひっかき傷がつくので注意しましょう。マグネットは自分の指を車のルーフとはさむ危険性があるほど強力。通常の走行では外れることはありません。

また、モービル用アンテナも室内で使うことができますが、本来は車のルーフに装着することでアースが作用し、送受信ともアンテナ本来の性能を発揮します。ですから、室内で使う場合もベランダや屋根の金属面に張り付けてアースを作用させたうえで受信するほうが良いでしょう。

とはいえ、本来アースを作動させるのは送信時にSWRを上げて、より良好な交信を行うためで、受信のみならあまり気にしなくてよいかもしれません。

山の上で受信してみましょう

車を所有していれば、お弁当を持って高い山の上に出かけて受信してみましょう。平地に比べ、はるかに多くの交信を受信しやすくなりますから、ぜひ検証してみてください。

デジタル化により、消防署活系無線や航空無線、各種業務無線などはさらに広範囲で聞くことができて、とても遠い地域の市町村名が交信内容に出てくれば、驚きと感動が味わえちゃいますよ!

最終手段……自宅の屋根にアンテナを上げる!

家で受信機を使う場合も窓辺に本体やアンテナを置けば、それなりに受信してくれます。自宅が二階建てなら、2階の部屋の窓際で受信しましょう。1階で受信してもほとんど入りませんぞ。

しかし、どうせ自宅という好環境にあるのですから、ベランダや、いっそのこと屋根の上にアンテナを立てるのも良いでしょう。

上で紹介した自動車用のマグネットベース式のモービルアンテナをポンと置くだけでも構いません。ただし、お家やお部屋の広さによっては自動車の場合と違ってケーブルを長くする必要がありますから、その場合は別途、延長するための同軸ケーブルを買い足してください。

実は、アンテナ同様に同軸ケーブルもやはり重要で、太いほうが一般的には電波の減衰を減らします。

また、自宅で固定して使うのであれば、円盤(ディスク)と円錐(コーン)を組合わせた特殊なディスコーンアンテナ、それに指向性の強い八木アンテナなど大型のアンテナを屋根の上に設置すれば、もう文句がないほどあらゆる電波を拾う事ができるでしょう。

とくにディスコーンアンテナは、低い周波数から高い周波数までの広帯域受信に威力を発揮します。もし、飛行場などに行く機会があれば管制塔付近を見てみましょう。破れ傘を開いたような独特の形状のアンテナが設置されているはずです。価格は安価ですから、より多くの周波数を良好に受信されたい場合は使ってみてください。

八木アンテナも同様に鋭い指向性を持ったアンテナで、とくにテレビ受信用として知られていますが、広帯域で使用しても良好な受信性能を発揮します。

また、部屋の外にアンテナを立てる場合は普通、壁などに穴を開ける必要がありますが、抵抗のある方も多いと思います。そのような場合、このようなサッシケーブルを使いましょう。

サッシの隙間から外に通すことで、壁などに穴を開けることなく屋根にアンテナを上げられます。

これらのような高性能な別売アンテナに変更することで、受信環境が飛躍的に改善されます。

さあ、電波の飛び交う街が、あなたを待ってます。筆者も10年愛用するIC-R6(受信改造済み)がオススメです。

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