飛行援助用航空局とは?


紛らわしいのですが、ここでいう飛行援助用航空局の「航空局」とはお役所の航空局ではなく、無線局の局です。

ただし、無線局と言っても「フライトサービス」は、国が航空法に基づき設置した無線局ではなく、管制機関や民間事業者が運営する非公共用の小規模飛行場が設置した民間の管制のことを言います。

例えば、ヘリポートやグライダーの滑空場など小さな場外離着陸場などに設置されています。

この飛行援助用航空局(フライトサービス)は、周辺を飛行する主に低高度で飛ぶ各種航空機からのトラフィック情報提供の要請に応じています。

特徴として周辺を飛ぶ航空機に空域を指定することもありますが、あくまで協力要請であり、空港の管制の様な管制権は無く、あくまで自飛行場や場外離着陸場に属したり、または利用する外来機に対しての指示が主であり、周辺空域を通過する他所の航空機に対しては要請に応じてトラフィック情報を提供(アドバイザリー)するのみです。

ですから、飛行援助用航空局(飛行場など)の周辺で大規模な事件事故が発生すれば、ドクターヘリやマスコミのヘリ、警察、防災ヘリが一気に集まり、航空交通(トラフィック)情報の提供を求めてきますから、当該飛行場フライトサービスの周波数、それに加えて航空機同士の近接交信周波数122.600MHzがたいへん騒がしいことに。

下手をすればグライダーやセスナ機の訓練飛行も時間をずらすか、その日はお開きになってしまうこともあります。

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主なフライトサービス

北海道

美唄フライトサービス
滝川フライトサービス
当麻フライトサービス
美瑛フライトサービス

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流ちょうな英語で尋ねてくるサンデーパイロットもおり、その際は本職の管制官ではないフライトサービスの担当者がしどろもどろになりながら片言の英語で答える場合もあります。

しかし、ほとんどの交信が日本語で行われているため、航空無線受信初心者にお勧めです。

交信例

例えば、付近を通過していく航空機とは以下の様な交信を行っています。

航空機「○△フライトサービス、こんにちは。こちら陸上自衛隊 ヒリュー359、現在○×市上空1500フィートで札幌飛行場へ向けて飛行中です。○◆市上空のトラフィック情報お願いします」

飛行援助局「ヒリュー359こんにちは。現在、○◆市上空、2000フィート以下で軽飛行機およびグライダー3機訓練中。なお追加情報として××農道空港でセスナが一機、訓練中」

航空機「了解。ありがとうございました。この空域を離れるまでこの周波数モニターします。ヒリュー359」

飛行援助局「了解。お気をつけてどうぞ」

航空機「サンキュー、グッデイ」

※これは実際の交信ではありません。
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現在、日本国内にはこのような常設のフライトサービスが全国に数十カ所あります。

 

参考サイト

総務省総合通信局公式サイト フライトサービスによる飛行援助通信 (イメージ図)

www.soumu.go.jp/soutsu/shinetsu/sbt/hodo/h24/120927_betten.pdf


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