【装備解説】兵士を象徴する認識票──その正体と自衛隊における運用とは
映画や報道において、兵士が首から下げる2枚の小さな金属プレートはしばしば目にする光景である。その姿は、戦場の緊張感や兵士という存在そのものを象徴するアイコンのように扱われてきた。これらのプレートは「認識票」と呼ばれる正式…
映画や報道において、兵士が首から下げる2枚の小さな金属プレートはしばしば目にする光景である。その姿は、戦場の緊張感や兵士という存在そのものを象徴するアイコンのように扱われてきた。これらのプレートは「認識票」と呼ばれる正式…
【特別警備隊と海上自衛隊の新たな任務──臨検と海賊対処】 海上自衛隊特別警備隊(Special Boarding Unit=SBU)が、2001年、広島県江田島地区に所在する海上自衛隊基地内で創設された。SBUは、自衛艦…
1999年より、陸上・海上・航空の各自衛隊に配備されているのが、ミネベアミツミ製の国産サブマシンガン「9mm機関けん銃」である。 陸上自衛隊では戦車乗員や第1空挺団、第12旅団などに、航空自衛隊では基地警備隊に、海上自衛…
訓練中の自衛隊員は顔を単一の暗緑色で塗りつぶしたり、まるで西瓜のような模様を描いている状況があります。 これは「擬装(ぎそう)」と 呼ばれるもので、擬装に使う塗料を米軍では「フェイスペイント」や「カムフラージュ・メイク」…
9mm拳銃は、1982年に11.4mm拳銃から更新され、現在まで陸海空自衛隊共通の装備品として制式配備されています。 それ以前、3自衛隊では長年にわたり米軍から供与された11.4mm拳銃(M1911)を使用していましたが…
軍用小銃の銃口下部に装着する短剣状の装備、それが銃剣――Bayonet(バイヨネット)である。その名の由来は、17世紀にフランスのバイヨンヌ地方で考案されたからと言われる。初期の火縄銃やマスケット銃は近距離戦闘に弱く、銃…
いきなり、自衛隊快適車両伝説 自衛隊の演習を事故なく円滑に行うためには、隊員の士気を良好に保つことが非常に重要です。そのための“縁の下の力持ち”として活躍しているのが、以下にご紹介する「快適車両」の数々です。 野外洗濯セ…
実は2つある!自衛隊の「政府専用機」 政府専用機と聞けば、航空自衛隊が運用するジャンボ機を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実は、陸上自衛隊にも「政府専用機」が存在するのです。こちらはヘリコプターによる要人輸送に…
「ある日の航空自衛隊パイロット』 C-130H輸送機のランプが開き、海風が機内に吹き込む。F-2戦闘機のパイロットは最後の装備チェックを終え、深呼吸した。「自機が撃墜された脱出後の生存戦闘」を想定した訓練だ。 今回は無人…
任務をともに遂行する、頼もしき“相棒”たち――自衛隊と犬たちの知られざる関係 「自衛隊に動物がいるって本当?」そんな素朴な疑問に対して、答えは――本当、です。 たとえば陸上自衛隊の体育学校では、馬術競技の選手を育成するた…