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自衛隊の解説航空機とパイロットのおはなし航空自衛隊

民間人でも自衛隊の戦闘機で体験飛行できるって本当?

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航空自衛隊の戦闘機による「民間人の体験搭乗(体験飛行)」は、一般に広く知られている制度ではありませんが、過去に実施された事例自体は確認されています。

ここでいう体験搭乗とは、地上滑走ではなく、実際に飛行を伴うものであり、使用される機体は複座型のF-15J/DJです。

ただし、このような搭乗は航空祭のイベントや一般公募によって提供されるものではなく、制度として常時開かれているものでもありません。

公開されている代表的な事例の一つとして、元谷外志雄による搭乗が挙げられます。この件については、国会において防衛大臣が言及しており、同氏が小松基地所属のF-15に搭乗した事実が確認されています。

この搭乗は、偶発的な企画や娯楽的なイベントではなく、同氏が長年にわたり小松基地を支援する民間組織の活動に関与していたことが評価された結果とされています。当時の関係者は、「功績への感謝」という趣旨で、多数の候補者の中から選定された旨を説明しています。

また、別の類型として、広報・取材活動の一環として実施された例も存在します。作家の有川浩は、自身の作品制作に関連する取材のため航空自衛隊に協力を依頼し、その過程でF-15への搭乗を経験しています。

このケースは、いわゆる「招待」ではなく、広報活動への協力という位置づけに整理されます。

このように、民間人による戦闘機搭乗は複数の事例が確認されているものの、いずれも個別事情に基づく例外的な対応であり、一般人が応募して参加できるような公開制度は存在していません。

したがって、「戦闘機の体験飛行に参加する方法」が広く用意されているわけではなく、実際には

・自衛隊に対する長期的な協力実績
・広報・報道・作品制作などにおける取材上の必要性
・公的立場に基づく関係性

といった要素を踏まえ、防衛当局の判断によって個別に実施されているのが実態です。

以上の点から、「民間人が航空自衛隊の戦闘機に搭乗した事例は存在するが、それは制度化されたサービスではなく、限定的かつ例外的な措置である」と整理するのが、事実関係に即した理解と言えます。

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