自衛隊の現行配備「88式鉄帽」はどのくらい強いの?
「鉄帽」は鉄ではない──88式鉄帽の実態と進化 自衛隊における戦闘用ヘルメットは、通称「テッパチ(鉄鉢)」と呼ばれてきた。これは旧日本軍時代から続く俗称であり、装備品としての正式名称は88式鉄帽、あるいはそれ以前の66式…
「鉄帽」は鉄ではない──88式鉄帽の実態と進化 自衛隊における戦闘用ヘルメットは、通称「テッパチ(鉄鉢)」と呼ばれてきた。これは旧日本軍時代から続く俗称であり、装備品としての正式名称は88式鉄帽、あるいはそれ以前の66式…
5.56mm機関銃MINIMI(ミニミ)─国産軽機関銃としての歩みとその背景 「5.56mm機関銃MINIMI(ミニミ)」は、ベルギーのFNハースタル社が開発した分隊支援火器「M249 MINIMI」を基に、住友重機械工…
2018年3月27日、陸上自衛隊において従来の「中央即応集団(CRF:Central Readiness Force)」が廃止され、その後継組織として「陸上総隊(JGSDF Ground Component Comman…
64式小銃、第一線を退くもなお現役―後方部隊や他組織で活用続く かつて陸上自衛隊の普通科部隊における主力小銃として広く制式配備されていた64式小銃。 だが、89式5.56mm小銃の普及、2021年配備の20式小銃によって…
訓練中の自衛隊員は顔を単一の暗緑色で塗りつぶしたり、まるで西瓜のような模様を描いている状況があります。 これは「擬装(ぎそう)」と 呼ばれるもの。 で、擬装に使う塗料を米軍では「フェイスペイント」や「カムフラージュ・メイ…
自衛官の制服に見られるさまざまな徽章(バッジ)は、単なる装飾ではなく、隊員の専門分野や習得した技能、さらには功績を表すものである。 これらの徽章は、本人の経歴や経験を映し出す「鏡」と言っても過言ではない。 防衛記念章 防…
「ある日の航空自衛隊パイロット』 C-130H輸送機のランプが開き、海風が機内に吹き込む。F-2戦闘機のパイロットは最後の装備チェックを終え、深呼吸した。「自機が撃墜された脱出後の生存戦闘」を想定した訓練だ。 今回は無人…
自衛隊において唯一、「レンジャー課程教育」や集合訓練を実施し、それを修了した隊員にレンジャー資格を付与しているのが、陸上自衛隊である。 陸自における「レンジャー」とは、こうした専門訓練を受け、修了証明を得た者に与えられる…
すでに報じられている通り、2025年7月、自衛隊では女性自衛官の配置制限の完全撤廃を行ないました。 これにより、2015年から開放されていた戦闘機パイロットなどに加え、放射能除染を任務とする化学防護隊など、全てにおいて女…
現在、自衛隊がヒグマを含む有害獣を直接駆除することはない。 しかし、過去には「北海道の自衛隊とヒグマ」にまつわる、にわかには信じがたい実話がいくつも存在する。 本稿では、北海道におけるヒグマの歴史と、自衛隊との関わりにつ…