戦車・装甲戦闘車両

銃眼ってなに?現代では不要になった?

装甲車に近づいて見ると、厚い装甲板のところどころに小さな穴やスリットが開いているのに気づきます。あれが一般に「銃眼(じゅうがん)」と呼ばれる部分で、英語では“gun port”や“firing port”と呼ばれます。見た目は目立たないです...
高機動車・トラック類

【大型でも小型でもない】陸上自衛隊の縁の下の力持ち― 73式中型トラック

戦場や野戦で活躍する最新装備に目が行きがちですが、その裏で部隊を支えるのは頼れる中型トラック(1 1/2tトラック)です。73式中型トラックは、兵員や物資を運び、あらゆる環境で任務を支える陸上自衛隊の縁の下の力持ち。今も変わらぬ信頼性で、部...
対戦車・対空火器

35mm機関砲で何を撃つの?87式自走高射機関砲

戦車は地上戦で威力を発揮しますが、航空攻撃には脆弱です。そのため地上部隊の防空を補うために、砲塔に対空砲を搭載した車両、いわゆる自走対空砲(対空戦車)が開発されました。もともと対空砲は対空射撃専用の牽引式や固定式が主でしたが、それを車上に載...
自衛隊の解説

96式装輪装甲車

96式装輪装甲車(Type 96 Wheeled Armored Personnel Carrier)は、陸上自衛隊の装輪式の装甲兵員輸送車(APC)であり、各師団・旅団に配備され、普通科部隊の機動力向上を目的に運用されています。歩兵戦闘車...
特殊用途車両

【2025年初実施】88式地対艦誘導弾が国内で実射訓練できなかった理由

88式地対艦誘導弾(通称:SSM‑1/88式)は、冷戦期のソ連艦艇脅威や沿岸防衛の必要性を背景に開発された、沿岸・島嶼防衛における陸上からの対艦抑止力の中核を担う装備です。従来の艦砲や航空支援だけでは対処が難しい小型高速艦艇に対して、陸上か...
航空機

陸上自衛隊 UH-1Jと警察や防災ヘリのbell412の違いとは?

似て非なる陸上自衛隊のUH-1Jと警察/防災航空のBell 412 空を見上げると、白と青のツートンカラーに塗られた警察航空隊のヘリコプターが、ゆったりとした速度で飛んでいく姿を目にすることがあります。一見すると陸上自衛隊のUH-1Jとよく...
戦車・装甲戦闘車両

87式偵察警戒車の任務とは

陸上自衛隊が運用する「87式偵察警戒車(Type 87 RCV)」は、戦車や装甲車の陰で静かに動きながらも、部隊全体の作戦を左右する“情報収集の要”を担う車両です。1980年代後半に導入されて以来、偵察部隊の中核装備として全国の師団・旅団に...
自衛隊の装備品

自衛隊の「災害派遣」と民生支援!対災害用各種装備

「災害派遣」と聞くと、多くの方は地震や洪水の際の被災者救助を思い浮かべるかもしれません。しかし、自衛隊が担う災害派遣の任務はそれだけにとどまりません。たとえば、不発弾の処理も自衛隊による重要な民生協力のひとつです。また、離島からの緊急患者の...
小火器

防衛省が対ドローン想定ショットガン「M4 A.I. Drone Guardian」を取得

防衛装備庁は、対小型無人航空機(UAV)対処を目的とした散弾銃「対小型UAV用散弾銃 M4AI」を契約したことを公表しました。契約は2025年9月に行われ、数量は1式です。これは評価・試験目的での取得と見られ、直ちに部隊配備や常時運用が開始...
米軍

米軍の「マークスマン」は狙撃手ではない?

歩兵の戦闘では「射程」と「即応性」のバランスが常に問題になります。通常の小銃手(ライフルマン)は近〜中距離(概ね0〜300メートル)での即応射撃に優れ、狙撃手は長距離(概ね600メートル超)での精密射撃に特化しています。マークスマン(指定射...
戦車・装甲戦闘車両

陸上自衛隊に『輸送防護車』新配備

陸上自衛隊、「輸送防護車」配備 海外邦人救出任務に備えブッシュマスター導入2013年1月に発生したアルジェリア人質事件を受けて、自衛隊法が改正され、陸上自衛隊による邦人救出任務において、車両を用いた陸上輸送が新たに認められるようになった。こ...
自衛隊の職種

陸上自衛隊中央特殊武器防護隊

画像の出典 公安調査庁『地下鉄サリン事件時の除染作業の様子』陸上自衛隊における化学兵器および特殊災害への対応を専門とする部隊の中核的存在が、「中央特殊武器防護隊(Central Nuclear Biological Chemical Def...
世界の軍事

ドローンは電子レンジで落とせる!?高出力マイクロ波が厄介なラジコン機を撃つ日

「ドローンは電子レンジで落とせる」─この刺激的な見出しには、一理あります。家庭用の電子レンジと同じ“電磁波で機器を撹乱する”という原理が、軍事の世界では高出力マイクロ波(HPM)や強力な電磁妨害として実装されつつあるからです。ただし、あくま...
航空機

ヘリのワイヤーカッターは意味ない?その役割とは

ヘリコプターが低空飛行中に送電線や通信線(つまり“ワイヤー”)に衝突する「ワイヤーストライク(wire‐strike)」事故は、民間機・軍用機問わず安全飛行上の重要課題です。こうした事故を防ぐために、ヘリコプターには「ワイヤーカッター(wi...
米軍

米軍が新たに採用した多口径狙撃銃Mk22(バレットMRAD)は何が優れているか

米軍(および特殊作戦軍)が採用を進めているMk22(Advanced/Precision Sniper Rifle、MRAD系)は、従来の長距離狙撃系装備を統合・更新するために設計された次世代スナイパーライフルです。Mk22はいくつかの点で...
世界の軍事

対物ライフルで兵士を撃ってはいけないはウソ?

本記事は、国際人道法や各国軍の交戦規定に基づく「運用上の法的な扱い」に焦点を当てた解説です。過去の運用事例やよくある誤解(都市伝説)も整理して情報を提供します。対物ライフルの技術的分類や構造については別途ご確認ください。先日、当サイトで陸上...
世界の軍事

時代別に見る女性狙撃手の役割の変遷

軍事における狙撃手は、単なる射撃の専門家ではなく、戦場における重要な戦力として位置づけられます。その存在は指揮官やエースパイロットと同様、戦況に大きな影響を与えることがあります。戦闘が激化すると、戦意を高める目的で狙撃手の功績が称えられるこ...
世界の軍事

米軍のOPFORと「ドノヴィア共和国」とは?

アメリカ軍における「OPFOR(Opposing Force)」は、演習や訓練において“仮想敵”として行動し、実戦さながらの戦術状況を再現するために設けられた専門部隊である。その中核が、カリフォルニア州フォート・アーウィンに設置された「国家...
世界の軍事

ロシア特殊作戦軍がグロックを使う目的が酷い

スペツナズおよび正規軍の中から選抜された志願兵たちは、極限状態を想定した訓練課程で徹底的にふるいにかけられる。その試練を生き残った者のみが、ロシア軍が誇る戦略特殊作戦軍SSO(KSSO)の一員として任命される。ロシア軍は通常、国産装備への依...
航空機

価格が高すぎた?UH-60JAブラックホークとは

画像の引用元 三菱重工日本の防衛・救難体制において、“高性能多用途ヘリ”への更新が常に課題となってきています。現在、陸上自衛隊が装備する多用途ヘリコプター、UH-60JAブラックホークは、米国のシコルスキー社UH-60型を日本向けに改良した...