【装備解説】兵士を象徴する認識票──その正体と自衛隊における運用とは
映画や報道において、兵士が首から下げる2枚の小さな金属プレートはしばしば目にする光景である。その姿は、戦場の緊張感や兵士という存在そのものを象徴するアイコンのように扱われてきた。これらのプレートは「認識票」と呼ばれる正式…
映画や報道において、兵士が首から下げる2枚の小さな金属プレートはしばしば目にする光景である。その姿は、戦場の緊張感や兵士という存在そのものを象徴するアイコンのように扱われてきた。これらのプレートは「認識票」と呼ばれる正式…
画像の出典 USA Military Channel 89式小銃の後継、ついに登場──20式5.56mm小銃とは何か 1989年に導入された89式小銃から31年が経過した2020年、防衛省はその後継となる新たな主力小銃「…
【特別警備隊と海上自衛隊の新たな任務──臨検と海賊対処】 海上自衛隊特別警備隊(Special Boarding Unit=SBU)が、2001年、広島県江田島地区に所在する海上自衛隊基地内で創設された。SBUは、自衛艦…
画像の出典 公安調査庁『地下鉄サリン事件時の除染作業の様子』 陸上自衛隊中央特殊武器防護隊──化学分野に特化した専門的防護部隊 陸上自衛隊における化学兵器および特殊災害への対応を専門とする部隊の中核的存在が、「中央特殊武…
1999年より、陸上・海上・航空の各自衛隊に配備されているのが、ミネベアミツミ製の国産サブマシンガン「9mm機関けん銃」である。 陸上自衛隊では戦車乗員や第1空挺団、第12旅団などに、航空自衛隊では基地警備隊に、海上自衛…
画像の引用元 朝日新聞 2010年のことを思い出すと懐かしい。あの頃は選びたい放題、落とし放題。 何のことかって?それは、自衛隊の募集の話だよ。気づけば2025年、現在では自衛隊の募集難が深刻化している。 自衛隊を舞台に…
訓練中の自衛隊員は顔を単一の暗緑色で塗りつぶしたり、まるで西瓜のような模様を描いている状況があります。 これは「擬装(ぎそう)」と 呼ばれるもので、擬装に使う塗料を米軍では「フェイスペイント」や「カムフラージュ・メイク」…
航空自衛隊の基地警備隊と基地警備教導隊、彼らこそ空自ベースの“影の守護者”というところだろう。彼らの主な仕事は基地や施設の警備だが、陸自の特殊作戦群や海自の特別警備隊のように、高度に秘匿化された部隊というわけではない。 …
現在、自衛隊がヒグマを含む有害獣を直接駆除することはない。 しかし、過去には「北海道の自衛隊とヒグマ」にまつわる、にわかには信じがたい実話がいくつも存在する。 本稿では、北海道におけるヒグマの歴史と、自衛隊との関わりにつ…
9mm拳銃は、1982年に11.4mm拳銃から更新され、現在まで陸海空自衛隊共通の装備品として制式配備されています。 それ以前、3自衛隊では長年にわたり米軍から供与された11.4mm拳銃(M1911)を使用していましたが…