免許不要の広帯域受信機で各種無線を聞こう!


無線機や無線の免許が無くても、広帯域受信機(ワイドバンドレシーバー)があれば、アマチュア無線はもちろん、航空無線、各種業務無線などが受信可能です。

さて、このページでご紹介する広帯域受信機はいわゆる無線機ではないため、送信機能はありません。ですからアマチュア無線の資格や免許は不要。つまり、どなたでも使用ができます。

もちろん、アマチュア無線以外の一般的な業務無線や航空無線など、 アナログ無線であればアナログの広帯域受信機で受信が可能です。

※消防の市町村波や警察無線などデジタル処理された無線はアナログの広帯域受信機では復調や復元(デコード)できません。

さて、実を言いますと、現在のアマチュア無線機には「広帯域受信機能」が備わっている機種も多くあり、筆者のお勧めするアマチュア無線機のハンディ機『VX-3』にも搭載されています。

しかし、専用の広帯域受信機と比べると、やはり受信性能に差があるため、幅広い無線交信を聞きたい場合は広帯域受信機をお勧めします。

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また、アマチュア無線の免許を持たない方がアマチュア無線機を電波が容易に発射できる状態で受信目的で使用すると摘発されますのでご注意ください。

受信目的でも無資格でアマチュア無線機を使うと違法って本当?

防災無線などを傍受して災害対策に役立てることも可能

広帯域受信機は災害時の情報収集に役立ちます。災害情報を迅速に入手すべく、普段から受信機を手元や枕元、車に置いておくと良いでしょう。

「アタシがここにいる理由を考えればわかるでしょ。ふんっ」という言葉

サイレンが鳴り響き、緊急車両が忙しく走り回る不安な中、自分の地域で今何が起きているのかを知るためには消防署活無線、ドクターヘリ無線、マスコミ無線、市町村の防災移動系などを普段から注意深く傍受する心がけが大切です。近隣に灰色や黒の覆面パトカーがいっぱい集まってきて、物々しい雰囲気の現場で制服や腕章着用者に何が起きているのか聞こうとしても、自分を捕まえに来たのでもない限り「アタシがここにいる理由を考えればわかるでしょ。ふんっ」と言って、情報を独占し、あまり市民に教えようとしませんから、彼らに頼らず、自分で情報を探す努力が勝利へのカギです。

警察無線はすでに80年代からデジタル化されており傍受できませんが、警察は事件事故が発生すると、すぐに親しくしている警察本部内の記者クラブ詰めやサツまわりの記者に耳打ちサービスするので、ヒトタビ報道ヘリが2機も3機も集まると、大事件・大事故の発生は確実です。したがって報道局とヘリの交信するマスコミ無線を聞いて、事件事故の概要、すなわち今何が起きているのかを2016年のマスコミ無線デジタル化まではアナログ受信機でうかがい知ることができました。現在、報道連絡波についてはほぼすべてデジタル化されており、アナログ受信機での傍受はできませんが、デジタル対応受信機AR-DV1で受信ができます。

2018年現在、近隣の災害や事件事故を無線から知るには、防災同報無線・消防署外活動系無線、防災ヘリ無線、消防、警察ヘリ、ドクターヘリ無線、市町村役場防災移動系が要です。これらの基本的な周波数は受信機にメモリーして、常に傍受しておさえておきたいですね。災害時、どんなアナログ無線を聴取するべきか以下のページにてまとめておきました。

災害発生時に重点的に聴取すべき無線の周波数

またほかにも、電力、ガス会社などライフライン各社の無線や、道路管理者(都道府県庁)の無線を傍受しておくのも良いでしょう。

さらに近所に飛行場の飛行援助用航空局があるなら、その局の周波数もおさえておけば、お互いの飛行上の安全配慮のため、取材ヘリの取材予定位置や滞在時間も飛行場に通告しますので、ある程度の事故事件現場の位置を把握する事ができますから、これらの航空無線もまた有用です。

【航空無線受信テク】管制機関や民間事業者が運営する非公共用の小規模飛行場が設置した飛行援助用航空局を受信したい!

周波数の受信可能範囲って?

ショップの広帯域受信機の商品ページに行くと、よく「受信改造済み」という言葉が出てきます。

これは「受信できる周波数の範囲を改造して広げていますよ」という意味です。実は一部の広帯域受信機はノーマル仕様だと自主規制で受信できない範囲があり、可聴周波数の範囲が歯抜けのようになっています。

そこで各ショップでは改造を行って受信可能範囲を広げてセールスポイントとしているわけです。広帯域受信機を買うのであれば、受信改造モデルをおすすめします。

ただ、はじめから歯抜けになっていない受信改造不用の受信機もありますので下記にて解説しています。

アナログ受信機でデジタル無線は聞けない!

なお言うまでもなく、アナログ受信機ではデジタル無線は復調できませんから注意してくださいね。いくら受信範囲を広げる改造をしてあっても、警察無線消防無線の市町村波など、すでにデジタル化してしまった無線はアナログ専用受信機では聞けないのです。聞けるデジタル受信機も売っていません。

消防無線の市町村波については2016年3月末で全国の市町村でデジタル化が完了しており、最も使用される市町村波(指令波)を聞くことはできなくなりました。デジタル消防無線を傍受できる”受令機”は現在のところ、消防機関向けに販売されてはいますが、総務省の指導により、メーカーが一般への販売を自主規制しており、消防団員であっても個人購入は不可能です。

ただし、デジタル化に伴って、これまで政令指定都市の消防局のみ使用が許されていたアナログの署活系無線については総務省が規制を緩和しており、全国の小規模消防で使用が活発になっています。ただ、署活系無線は出力が弱いため、現場の近くでなければ傍受は困難です。

これについては消防無線のページで詳しく解説していますので一読してみてください。

あらかじめ、周波数を登録しよう!

さて、とりあえず皆さんの地元で聞き覚えのあるバス会社、鉄道各社といった公共交通機関や建設業者や運輸など一般的な企業の周波数を受信機に登録してみましょう。

これらの周波数は別のページで紹介する周波数帳と周波数バイブルに各地域ごとに載っているはずです。次のページで周波数を調べる方法をご紹介いたします。https://amateurmusenshikaku.com/%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%97%E3%82%8D%E7%84%A1%E7%B7%9A%E3%81%AE%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%AB%E8%BC%89%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%8B%E3%81%AE%EF%BC%9F%E5%90%84%E7%A8%AE/

周波数を受信機にメモリーしたならば、さっそくスキャンしてください。どっぷりと受信するなら、早朝7時ごろがねらい目です。やはりこの時間帯は一日で一番賑やかで、各企業や各公共機関で業務開始前の無線機のメリットチェックがありますから。

例えば、過去には各消防署では本署、支所、車両のメリット交換から始まっていましたし、国際VHFの船舶のメインでの呼び出し、430アマチュアバンドのメインも負けていません。朝はとっても騒がしいのです。ではさらにもう少し詳しく、広帯域受信機に迫ってみましょう。


引き続いて広帯域受信機の解説をしていきます。

防災無線から、汲み取りのバキュームカー、三河谷のサブちゃんの酒の配達の無線、バス、タクシー、国際線旅客機、防災/警察ヘリ、自衛隊の戦闘機の無線、外国船舶の無線まで!アナログ無線ならほぼなんでも聞ける、聞こえる広帯域受信機について興味がわいてきましたか?

今度は筆者が実際に使用した3機種(および未使用の1機種)のレビューをご紹介。それぞれの機種の性能や使いやすさなどを見てみましょう。

次のページでは広帯域受信機はどれを購入すればいいのかを解説します。


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