無線機や無線の免許が無くても、広帯域受信機(ワイドバンドレシーバー)があれば、アマチュア無線はもちろん、航空無線、各種業務無線などを聞くことができちゃうのだ。このような業務無線を総称して「おもしろ無線」もしくは「アクションバンド」と呼びます。
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広帯域受信機は無線機ではないため、送信機能はありません。ですからアマチュア無線の資格や免許は不要。つまり、どなたでも使用ができます。

買うのならアマゾンや楽天市場の有名無線ショップの通販がベスト。町のホームセンターにも売っていることがありますが、店員が満足に受信機の説明をできないでしょうから、やはり専門店の通販がベスト。わからないところがあったらメールで教えてもらうこともできます。

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きちんと交信しているアマチュア局同士の会話なら、意外と勉強の役に立つこともありますから、無線の交信を聞き流すのはアマチュア無線の資格取得前から無線になじむという意味では良いかもしれません。

もちろん、アマチュア無線以外の一般的な業務無線や航空無線なども受信が可能ですが、消防の市町村波や警察無線などデジタル処理された無線はアナログの広帯域受信機では復調や復元(デコード)できません。

実を言いますと、現在のアマチュア無線機には「広帯域受信機能」が備わっている機種も多くあります。筆者のお勧めするハンディ機のVX-3にも搭載されています。

しかし、専用の広帯域受信機と比べると、やはり受信性能に差があるため、幅広い無線交信を聞きたい場合は広帯域受信機をお勧めします。

また、アマチュア無線の従事者免許証を持たない方が「アマチュア無線機」をたとえ、受信専用に使っていても、電波の発射できる状態で運用していること自体が、法律違反に問われ、警察と総合通信局合同の電波検問で見つかると摘発される可能性もあります。

防災無線などを傍受して災害対策に役立てることも可能

広帯域受信機があると災害時の情報収集に役立ちます。災害情報を迅速に入手すべく、普段から受信機を手元や枕元、車に置いておくと良いでしょう。

サイレンが鳴り響き、緊急車両が忙しく走り回る不安な中、自分の地域で今何が起きているのかを知るためには、消防(ショカツ系)、ドクターヘリ、マスコミ無線、市町村の防災移動系などを普段から注意深く傍受する心がけが大切です。

消防や警察無線などデジタル無線は傍受できませんが、警察は事件が発生すると、すぐに親しくしている記者クラブのマスコミに耳打ちするので、ヒトタビ札幌丘珠空港から3色カラーの道新ヘリ、onちゃんヘリ、NHKヘリなど報道ヘリが2機も3機も集まると、大事件・大事故の発生は確実ですから、報道局とヘリの交信するマスコミ無線を聞きましょう。

交信内容によっては事件事故の概要がわかる場合もあります。近隣に灰色や黒の覆面パトカーがいっぱい集まってきて、物々しい雰囲気の現場でイチマルマルに何が起きているのか聞こうとしても、自分を捕まえに来たのでもない限り「何さ。アンタに関係ないしょや」と言ってあまり教えようとしませんから、自分で情報を探す努力が勝利へのカギです。

災害や事故が市町村をまたぐ大規模な場合や、ドヘリなどは都道府県共通波を使用しますので、これも押さえておきましょう。このように、近隣の災害や事件事故を無線から知るには、防災同報無線・消防/救急無線・各社マスコミ無線・航空機同士の交信用周波数・ドクターヘリ無線、この5つのジャンルの周波数は登録し、常にサーチするなどおさえておきたいですね。

また、電力、ガス会社などライフライン各社の無線や、道路管理者(都道府県庁)の無線を傍受しておくのも良いでしょう。

さらに近所に飛行場の飛行援助局があるなら、その周波数もおさえておけば、お互いの飛行上の安全配慮ということで取材ヘリの取材予定位置や滞在時間も飛行場に通報しますので、ある程度の事故事件現場の位置を把握する事ができますから、マスコミ無線もまた有用です。

そのマスコミも、80年代はアナログ警察無線を、そして今年の初めまではアナログ消防無線を常に傍受しており、事故などでは即取材に駆けつけたものです(※2016年現在では多くのマスコミもデジタルに移行しましたが、一部の受信機で受信可能です)。

次のページでは周波数の受信可能範囲について解説します。


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