野外でアマチュア無線を運用していると警察を呼ばれることがあります。

さて、車を所有しているハムの多くはとかく季節が暖かくなると移動運用を楽しまれる方が多いようです。道の駅などで駐車場に車を止め、大きく長いアンテナを立て発電機を回し「ジャッパアーーン!」などと無線運用していると、ときに警察を呼ばれることもあるそうです。

警察官に声をかけられると、どのようになってしまうのでしょうか。
詳しくご説明いたしましょう。
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アマチュア無線運用中に警察が・・・。

無線機メーカーのアイコムさんのHPにはアマチュア無線家たちのいろいろなお話が掲載されており、どれも興味深いのですが、その中に警察に不審者として通報されたというお話がありました。

このお話の方は全国の道の駅を旅し、それぞれの駅から移動運用するのが趣味のハムなのですが、道の駅で車を止めて長いアンテナを伸ばして無線をしていると、気がついたら紺色の制服を着て、腰にM360Jサクラを下げた警察官が窓ガラスをコンコン・・・。

何ですか?と聞くと「怪しい人物がいると通報が入ったので・・・」。

警察官はどうやら、アマチュア無線家を外国のスパイではないかと疑ったそうです。

警察官といえばモービルハムを嗜んでいる無線家にとっては、野外や公道でよく接する公職です。

車に妙なアンテナがあがっているのを見つけ「免許拝見」を行う事が多く、私たち正規局もどう接すればいいのかよくわからない謎の多い公職であるのではと思います。

www.youtube.com/watch?v=Eqk-Zjzuy-M

このYouTube動画はアマチュア無線家が運転中、パトカーの警察官に「前の運転手さーん!左に寄せて止まってください。ハイ、そちらで結構です」と呼び止められ、従免と局免の提示を求められた際のやりとりです。

ドライブレコーダーに気が付いたのか、警察官が威圧的な言動ではなく、比較的下手に出ているのが特徴的で「滑りますからお気をつけて」という台詞を残して去っていくという、4分足らずの動画です。

このように車にアンテナをつけているとパトカーに止められたり、移動運用では警察を呼ばれることは珍しいことではないようで、とくに山の上や道の駅で長いアンテナを立ててアマチュア無線をやっている人は目をつけられているのが現状のようです。

中には無線機が液晶表示だからという理由で「これ違法機だね」と言った北海道警察官も。

http://ja8tdl.at.webry.info/201204/article_2.html

※恐らく、パーソナル無線の違法改造機である”スペシャル機”と混同しているのかもしれません。

上記のエピソードを読む限り、警察官もアマチュア無線というものを理解している人は少ないようですから、声をかけられたら少々面倒なことになるやも知れませんね。

職務質問を受けた際は上の動画のように無線機、従事者免許証と無線機に備えてある証票(シール)を見せたら、あとは余計なことを言わず、適当にあしらったほうが良いですよね。

そんな彼ら自身も無線の国家資格を持ち、警察無線という業務無線を扱っているのだから、もう少しアマチュア無線に理解があってもよいのではないかとも思いますが「僕、アマチュア無線の魅力ってわからないんですよね。何が面白いんですか?北朝鮮まで電波届くんですか?」と言う残念な若い警察官もいるようです。

各都道府県警察の中には警察職員で結成されたアマチュア無線クラブがあったりするのですが・・・。

もっとも、道の駅で深夜に無線をしていると警察以外にも変な人に声をかけられることが多いそうで「ジュース買うのでお金をくれ」と言われるなど、怖い思いをしているそうです。

何で道の駅にそういう人が出るのかわかりませんが、注意が必要かもしれません。いろいろなアマチュア無線家のかたがたのホームページを拝見させてもらうと、同じように警察の職務質問で不愉快な思いをしている人が多いようです。

一方で、そのような不快な思いをしないために、車に「アマチュア無線運用中」といった張り紙をして不審な人物と思われないようにする無線家もいるようです。

それにしても、どういう目で私たちアマチュア無線家が一般の方や警察に見られているのかと思うと、ちょっぴり悲しいものがあります。


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