最近の米国警察の拳銃事情言うたら、圧倒的にグロックやな。
今や、全米警察の3分の2がグロックっちゅう話や。
連邦政府系機関も、アメリカ合衆国税関・国境警備局やシークレットサービスもグロックを配備しとるで。
それもG19の次世代型で警察向けの「G19MOS」やで!
せやけど、最近の日本やったら警視庁地域部が導入した「G45」がちょい話題に上がったな。
アメリカほど拳銃バンバン使う場面はないけど、「強い火力が必要な場面」では、やっぱり回転式拳銃のニューナンブよりオートマチックの方が有利なんは間違いない。
実際、アメリカの事件で法執行機関の装備が大きく変わったんや。
Contents
アメリカ警察の拳銃文化、日本とちゃうわぁ!
アメリカの警察官は、外勤・内勤関係なく銃を持つんが当たり前。
せやから、日本で例えるなら免許センターで視力検査担当の警察官が腰に拳銃差しとるようなもんや。
さらに州によっては、「外勤のみならず内勤、果ては非番でもけん銃携行が義務」 いうルールまである。
日本やったら、勤務終わったら銃はキッチリ本署の銃庫に厳重保管がルール。
この違い、デカすぎるやろ?
戦後の日本もアメリカ式やった!?
実は戦後すぐの自治体警察の時代には、勤務終わった警察官が拳銃を家に持ち帰るのはOKやったんや。
これはGHQが「アメリカの市警察みたいな感じでやろか!」ってノリで作った制度やから、影響受けてるんやな。
でも現代日本の感覚やと、「非番の警官が銃持っとる」ってのはビビるやろ?
コンビニでコーヒー買うてる警官がガンホルスターつけとったら、もはや映画の世界やで。
結局、警察で使う銃って何がええん?
アメリカの警察で使われる拳銃、やっぱりグロックが圧倒的や!ほんで「なんでそんなに人気なん?」って思うかもしれんけど、
セールスマンが優秀?
法執行機関がまとめて買うと大幅値引き?
このへんが関係しとるらしい。
まぁでも、シンプルに「使いやすい・連射しやすい、タフ・壊れへん」の三拍子揃っとるから強いんやな!
ニューヨーク市警(NYPD)では、
グロック
SIG SAUER
…なんかも使うことが許可されとる。
日本でもおなじみのベレッタ92(M92)も、90年代からアメリカの警察でバリバリ使われとったな!
米軍採用されとったおかげで信頼度バツグンやったし、日本の警視庁捜査一課特殊班(SIT)なんかでも採用されとるんやで。
「スミス&ウェッソンM&P、暴発しすぎ問題!」
一時期、スミス&ウェッソンM&Pを配備する警察も増えたんやけど、「暴発事故が全米各地で問題になっとる」って話も出とったね。
ほんま、銃は命かかっとる道具やから、暴発とかされたらシャレならんで…

出典 ロサンゼルス郡保安局によるレポートhttps://oig.lacounty.gov/Portals/OIG/Reports/Unintended%20Discharge%20Report.pdf
暴発の原因はM&P自体の欠陥ではなく、警官の不慣れな操作が原因やで。グロック導入時に相次いだ暴発事故を想起させるんや。
一方、グロックを一度は採用しながら「操作に慣熟していない者にとっては逆に危ない」との理由で、前世代のけん銃に戻してしまう警察機関も出る始末や。
マニュアルセイフティのない拳銃は危なっかしいからなあ。
アメリカの警官は好きな銃を選べるんか?
「アメリカの警官って、自分の好きな銃を使えるん?」っちゅう疑問やけど、答えは「まぁ、場合による」やな。
確かに自由度は日本より高いけど、それでも各州警察ごとに「制式拳銃」ってのは決められてて、その範囲内でしか選べへんねん。たとえばNYPDやと、G19、M5906、P226DAOのどれかを選ぶ感じ。結局、6割以上の警官がG19を選んどるんやけどな。
せやけど、50歳以上の警官には「リボルバーOK」いう特例があったり、LAPDやと「内勤警官だけリボルバーOK」みたいなルールもある。だから、映画『ダーティーハリー』みたいに「ワイは.44マグナムや!」って警官はおらん(笑)。
80年代まではハイウェイ・パトロール(ステート・トルーパー)なんかで.357マグナムがよく使われてたけど、今はもう9mmが主流やな。
非番の警官の銃
非番時の銃に関しては、州によってバラバラやけど、大体「決められたモデルの中から選んで持つ」って感じやな。しかも、自費購入やから、財布と相談せなあかん。
人気あるんは、小型のリボルバーや。装弾数は5発やけど、シンプルで安全、しかも小さいから私服の下に隠しやすい。アメリカの警官は普段から「襲われるかも…」って考えてるから、こういう銃が人気なんやろな。

以下の動画はスミス&ウェッソンのリボルバーの内部構造を説明したもの。
参照 https://hb-plaza.com/sw-revolver-safety/
リボルバーっちゅうもんは元々、安全装置が内部機構として組み込まれとるから、手動でオン・オフできるマニュアル式の安全装置をつけへんのが主流やねん。
特にアメリカでは、非番の警官が携帯することで知られとる小型リボルバーがあるんや。たとえば、ロス市警の非番警官が深夜に近所のコンビニ行ったら、運悪く強盗と鉢合わせしてしもた……ちゅうシチュエーションも想定されるわけや。
その時、警官は意思の弱そうな客を演じて強盗を油断させつつ、サッと衣服の下からロス市警の指定銘柄であるSmith & Wesson, model 649 .38 caliberを抜いて、38口径を連射して法を執行するっちゅうわけや。せやけど、YOUTUBEの『非番の警官だけどコンビニ強盗撃ってみた』シリーズは、日本でも人気あるらしいけど、正直言うて嫌なシリーズやで。ないでそんなシリーズ。
とはいえ、非番でも銃の扱いは厳重にせなアカン。非番中に強い酒を飲む時なんかは、携帯が免除される場合もある。公共の安全よりも、暴発なんかの事故を防ぐためや。
実際、非番中に銃を適切に扱わんかったせいでトラブルになった例もあるんや。
たとえば、2018年には非番のFBIエージェントが、銃を腰に携帯したままクラブで激しく踊っとって、バク転した時に銃を床に落としてしもた。そんで、拾い上げる時に誤って暴発させて、見物人が被弾するという事故が起こったんや。この時の銃はリボルバーやのうて、セミオート・タイプやったらしいわ。
また、2015年にはアメリカのオハイオ州で、非番の警察官が買い物帰りのエレベーター内で誤って引き金に指をかけてしもて、兆弾(跳弾)で自分が被弾するっちゅう事故もあったんや。
せやから、銃を持ったまま浮かれ気分でロックンロールなんかしてたら、思わぬアクシデントに遭うこともあるっちゅうこっちゃ。
一部の警察の事例
さらに、LAPDなんかでは面白い制度として、ギャングから押収した武器を警察用に改修して転用するケースもあるんや。これ、日本やったら絶対実現せえへん制度やけどな。犯罪者が使うてた銃を使うっちゅうのは、警官の士気の問題はともかく、予算的にはめっちゃおいしい話やろうな。
ちなみに、日本警察では押収した違法な銃器は、証拠として必要な期間が過ぎたら鉄くず扱いで溶鉱炉行きや。ただし、必要な場合は保存されることもあるんやで。