悲しいお知らせやで・・・。
ワイらの受信趣味を支えてきた名機、ICOMの人気レシーバー「IC-R30」が突然の生産終了や……。
これにはSNSを中心に驚きの声が広がっとるで。阿鼻叫喚やで。大げさやろか?
アイコム IC-R30生産終了の話題でTwitter界隈がざわざわ致しております。
当店でも在庫無しの状況が続いておりますが、今後若干数ですが入荷の見込みがございます。
ご希望のお客様は確保も承りますのでお気軽に店舗までお問い合わせくださいませ。https://t.co/JFY6wAeoVC— 松本無線パーツ(株)広島店 (@m_musen) December 6, 2022
その理由についてはウクライナ戦争による半導体の入手が困難になったためか、昨今の値上がりが影響しているのか詳しくは不明やけどね。
手軽なハンディ型にもかかわらず、下限は0.1~とSSB含むHFから、上は3304.999MHzまで実に幅広く各種電波形式にも対応していた人気機種かつフラッグシップ機が、たった4年で製造終了(しかもIC-R6より先に)とは予想外との声も多く、アイコムの採算性を危ぶむ人も多いで。

さらに悲劇的なのは『IC-R30の後継機はない』とのことや。
しゃあないから、思い出話でもしよか。
当然、筆者もIC-R30を愛機として2年使用しとるけど、約8万円のハンディ受信機で、HFの各種電波形式に対応し、洋上管制のUSB、アマチュアバンドの7MHzのLSBなどが気軽に受信できるのは便利この上なしやで!
このIC-R30っちゅう受信機、ほんまに万能やった。短波から超短波、デジタル通信まで幅広くカバーして、Bluetoothでスマホともつながるし、受信機としての性能もめちゃくちゃ高かった。何より、スキャンの速さとデュアル受信が最高やったんや。
ワイが初めてIC-R30を手にしたときの感動、今でも忘れられへん。コンパクトなボディにぎっしり詰まった機能。
航空無線の洋上管制を聞いてパイロットと管制官のやり取りにワクワクしたりね。
海外の短波放送をキャッチして異国の雰囲気を感じたり、時には謎の信号を受信して「なんやこれは?」とワクワクしながら解析したり……IC-R30はワイの世界を広げてくれた相棒や。
当時のAORに比べると対応するデジタル波の少なさが、玉に瑕やったんは事実やけどな。
アナログ・デジタル両対応受信機の中で最も廉価とはいえ、約2万円のIC-R6などと比べれば4倍の価格。購入を躊躇していた人も多いはずや。
買うた人は一生もんやで!
せやけど、時代の流れには逆らわれへん。IC-R30が生まれたんは2018年。
無線の世界も変わって、SDR(ソフトウェア無線)が普及してきた。
ICOMさんも、新しい技術にシフトするために、この名機に区切りをつける決断をしたんやろう。
それでも、IC-R30の魅力は色褪せへん。今でも愛用してる人は多いし、ワイも使うで。これからも。
とはいえ、「IC-R30がもう手に入らんのか!」と嘆く同志もおるやろう。でも、まだ希望はある!
- 中古市場をチェックせえ! 人気機種やから、しばらくは中古市場に出回るはずや。今のうちに探して確保するんや!
- IC-R30の次世代機に期待や! ICOMさんが次にどんな機種を出してくるか?進化したIC-R40(仮)が楽しみや。
- SDRにも目を向けよう! 最近のSDRは性能もええし、PCやスマホでも手軽に使える時代やで。技術の進歩に合わせて、受信スタイルをアップデートするんもありや。
それでも、やっぱりIC-R30は特別な存在やった。これからも大切に使い続ける人も多いやろうし、ワイも愛機をメンテしながら長く付き合っていくつもりや。
これからも無線ライフを楽しもうや。