中古デジ簡機を第三者が登録申請→東海総合通信局「へ?すでにこの無線機は登録済みやが…」→元登録者へ連絡→消防団から盗まれた無線機と発覚

愛知県内の消防団詰所から防災行政無線機やデジ簡機が盗まれる事件がありました。発覚は第三者の「登録申請」と、総合通信局からの元登録者への確認電話でした。

盗まれたのはデジタル簡易無線機および防災行政無線機

  1. デジタル簡易無線機 携帯局2台、充電器2台
  2. 防災行政無線機 携帯局1台、充電器1台

参照元 愛知県豊田市役所公式サイト 『報道発表資料 消防団の詰所格納庫における無線機の盗難について』

https://www.city.toyota.aichi.jp/pressrelease/1061614/1061700.html

上記報道発表によれば、令和6年10月20日(日曜日)、豊田市消防団第2方面隊第3分団(以下、同団)の団員が、上記の無線機3台及び充電器3台が無くなっていることを発見。10月22日(火曜日)、市が同団分団長から無線機と充電器を紛失した旨の連絡を受けとのことです。

参考画像 盗まれたとみられる無線機『ICOM IC-DPR6』の同型機(中央)

他に紛失したものが無いことや、侵入の形跡がなく室内が荒らされていないことなどから、他の団員が利用している可能性があったため、同団の団員を中心に捜索を継続。

盗難発覚はデジ簡機の登録申請

11月12日(火曜日)午前9時44分、無線機の登録を所管する総務省東海総合通信局から、豊田市の名義登録となっているデジタル簡易無線機1台について、別の第三者から名義登録の申請があった旨の連絡が市に入り、盗難の疑いが高いことが判明。

その他2台の無線機については登録申請などの動きはないとのことですが、市は愛知県警豊田署に無線機3台の盗難被害届を提出済みです。

【デジ簡】包括申請で登録した局が手元に一台も無線機を残さないまま廃止届を出してしまうと、包括登録そのものが失効します

登録申請については当サイトでも解説していますが、当然ながら総通への重複登録は簡単に判明することが今回の事件でも明らかになりました。

デジ簡(登録局)の申請方法は書類申請と電子申請の2種類

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