無線やっとる時にやな、OMさんらが「了解!」言うたあと、1、2秒マイク離して間置くん、聞いたことない?
あれ、何のためか気になったことない?
実はな、この『間』は、『ブレークインタイム(break in time)』 ちゅうて、受信から送信に移る際、他局さんからの通報を受ける為に数秒程度の間を空けることなんや。
『ブレークインタイム(break in time)』
英語で「ブレーク」言うたら「割る」「中断する」っちゅう意味あるやん?
コーヒーブレークとかもそやな。
つまりや、「了解!」の後に間置くことで、ほかの人が
「ちょっと割り込みたいんやけど!」
と言えるタイミングを作っとるんや。
せやけど、OMさんらがマシンガントークしてたら、割り込む隙間なんかあらへんやんか?

そこで、この『ブレークインタイム(break in time)』が活躍するわけや!
老舗のCQ出版さんのハム語辞典には以下のように説明があるから引用させてもらったで。
ブレーク
break.他局の交信に所要があってその交信の仲間に入ること.中断.割り込み.
ブレークインタイム
break in time.交信中に,他局からの通報を受けるために送信から受信に移ったときに数秒間,間を設けること.
こんな感じで、ブレークとブレークインタイムが載ってるで!
ほんじゃ、実際どんなふうに使うか例を書いてみるで。
『ブレークインタイム』の実例!OMさんらの無線トークに割り込め!」
🚗💨 1人でさみし〜く夜のドライブ中、無線機をONにしてアマバンドをスキャンしとったら、ええ感じの交信が聞こえてくるとしよか。
📡 OMさんA: 「……了解! ほな、あの時のDX交信の話やけどな……」
(※おっ、ここで1~2秒の沈黙……ちゃんと 『ブレークインタイム』 作ってくれとるで!)
🤔💭(この話、めっちゃ興味あるし、ワイも混ざりたい……今や!)
🎙 ワイ: 「ブレーク! こちら〇〇(コールサイン)!」
📡 OMさんB: 「おっ、ブレーク入りましたな! 〇〇さん、どうぞ~!」
🎙 ワイ: 「どもども~! さっきのDX交信の話、ちょっと気になってましてん! ワイもこないだコンディション良くてな、オーストラリアと交信できたんですわ~!」
📡 OMさんA: 「おぉ~! そらすごいな! ほな、どんな設備でやったん?」
🎙 ワイ: 「いやいや、しょぼいモビホでっせ! 偶然やけど、めっちゃええパス通っとったんやろな~!」
📡 OMさんB: 「それは奇跡やな~! ワシも昔、モービルから南極の基地とつないだことあるで!」
🎙 ワイ: 「えぇっ!? 南極!? そんなんロマンありすぎるやん!」
📡 OMさんA: 「ほな、この話もうちょい掘り下げていこか~!」
🎙 ワイ: 「ぜひぜひ!」
—— こんな感じで、『ブレークインタイム』 を活用すれば、OMさんらの楽しい無線トークにうまく入っていけるんや! 😆📡
これがもし、OMさんらが間髪入れずに喋り続けてたら、ワイが割り込む余地なしやで!💦
せやから、この 1~2秒の沈黙 はめっちゃ大事なんやで~!
デジタル簡易無線の場合
ほんでな、ブレークインはデジタル簡易無線でもやるんやけどね。
デジ簡はアマチュア無線のFMモードと違って、近くで強い電波出しとる局があったら、電波発信できへん「キャリアセンス機能」っちゅうのが自動で働くんや。
アマチュア無線のFMモードの場合は、まぁある程度相手の電波にかぶせることができるから厳密に言えば、交信のブレークインタイムごとに狙って割り込まなくてもいいんやけど(マナーとしてはブレークインタイムに割り込むのが大前提よ)、デジ簡の場合は、そんな理由でなかなか割り込みも難しいってわけなんや。
せやから、 DCRの場合は『ブレークインタイム』はより重要になってくるっちゅうわけやな。
あんま間髪入れずに「了解です!」「了解です!」ってフリラ局がお互いにやってるとね、近い局おるのに誰も入り込めんでちょっと悲しいで。
まとめ
もし途中参加したかったら、この沈黙を狙って「ブレーク!」かけてみたらええよ。
ほなOMさんらも迎え入れてくれるっちゅうわけや。
ちゃんと自分のコールサインも添えたら、なおスムーズやで!
アマチュア無線でやる場合はOMさんたちの他局への配慮やな。
みんなも、無線交信聞いてて「おっ、この話混ざりたい!」思たら、この ブレークインタイム を狙って 「ブレーク!」 って元気よく言うてみ! ええ感じに会話に入れてもらえるで! 😆🎙
ただし、話に割って入る時は、相手がめっちゃ大事な話しとる可能性もあるから、空気読んでからブレーク宣言したほうがええで!
ほな、今日から君も「ブレーク!」って言うて、無線ライフをエンジョイしよな! 🚀