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シグナリーファン編集部では、無線受信や運用に関して総務省総合通信局の公開情報・公式資料・報道記事・学術文献を継続的に調査・分析しており、各種記事はそれらの調査結果に基づいて構成しています。

【80年代アニメ】アマチュア無線を扱った衝撃テレビアニメがあった!

当サイトでは「アマチュア無線の出るマンガやアニメ」というテーマを扱ってきたが、今回は1983年から1985年にかけてTBS系列で放映された科学教養アニメ『ミームいろいろ夢の旅』(全127話)の第73話「宇宙からのメッセージ!?」(1984年9月2日放映)を取り上げる。同回には、アマチュア無線が明確に描写されている。

なお、以下はこの趣味界隈で有名な『ちびまる子ちゃん』の「アマチュア無線」回である。

この『ミームいろいろ夢の旅』は『ちびまる子ちゃん』よりもはるかにアマチュア無線をリアルに描いているにもかかわらず、アマチュア無線界隈においてほとんど話題にされてこなかった。不遇の存在といえる。

確かにシリーズ全体からすれば一話に過ぎないが、その内容は無線家にとって看過できないほどディープである。それにもかかわらず注目されてこなかったことは、ある意味でこの界隈らしい現象とも言える。

「ミームいろいろ夢の旅」と聞いてすぐに思い出す人は少ないが、一部では「福島第一原子力発電所」について詳細に描写し、後の原発事故を“予言”したアニメとして取り上げられたこともある。それはともかく、科学や社会インフラをテーマとして先取りしていた点は注目に値する。

この背景にはスポンサーの存在がある。当時の通信インフラを担った公共企業体がメインスポンサーであり、通信技術の描写に手抜きがない。アマチュア無線がリアルに描かれたのもその必然と考えられる。

しかし、そのクオリティにもかかわらず、アマチュア無線愛好家の間でほとんど語られていない現状がある。科学教養アニメというジャンル自体が教育的・実用的な側面を持ち、むしろ無線家とは親和性が高いはずなのだが。再放送がほとんどなかったこともあり、知る人ぞ知る存在に留まっているのは惜しい。

2025年現在、『ミームいろいろ夢の旅』はAmazonプライムなどで視聴可能である。第73話を確認し、どれほどリアルにアマチュア無線が描写されていたのかを再評価する価値は大きい。

なお、この記事は13000文字になるため、ページ分割を行なっている。

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